今回お話するのは
直帰率とSEO
のお話です。
ブログを運営している人なら知っておきたい情報です。
直帰率とは?
「直帰率」というのは、画像のようにGoogle analyticsの中に存在するデータの1つです。
管理人的にはそのブログの質を表す指標の一つと考えています。
ユーザーが最初に訪れたページから直接サイトを離脱した割合
言葉が指し示している意味はこうなります。
サイト運営者の行動よりも、ユーザー側の行動を数値として示したものが「直帰率」となります。
直帰率の計算方法
では直帰率とはどういった計算で算出されているのか、見ていきましょう。
計算の簡単の為に、「A」と「B」という2ページがあったとします。
- 4人が最初に「A」のページに来た
- 2人が「B」のページに向かった
- 2人は「B」にはいかず、そのままブラウザバックした
この時、このサイトの直帰率は50%です。(もし1人なら直帰率は25%となります。)
最初の1ページだけ閲覧してそのサイトを離れた人数の割合
直帰率は低い方がいい?
直帰率は
という訳ではありません。
項目 | |
---|---|
商品の掲載 | 商品の掲載ページを見て、料金が高いとそのまま離れていきます。 ユーザーはその商品だけを知りたいのであればそのまま離れていきます。「直帰率」が高くなる要因の一つです。 |
1つのページで知りたい情報を知れる | 例えば「その日の天気」や「キャラクターの強さ」のみを知りたい時です。 1つのページにその情報が提供されているのならユーザーの目的は達成されるので「直帰率」が高くなるのは当然。 |
サイトが取り扱っている情報の種類、サイトの運営方針によって変わってきます。
直帰率が高い ≠ サイトの質が低い
ということは言えます。
ですが、
「直帰率」が低い方が、ユーザーにとって興味を引くサイト
を達成できているので、直帰率が高いことも低くするのは悪いことではありません。
直帰率の平均は?
直帰率はサイトの種類によってその平均の値が変わっています。
あなたの運営しているブログは、どの種類のサイトになるのか見ていきましょう。
そしてその種類の平均と比べてどうなっているのか?
金融系 | 53% |
---|---|
病院・ヘルスケア | 54.96% |
不動産 | 57.47% |
コンピューターソフトウェア | 60.76% |
健康・ダイエット | 63% |
経営コンサルティング | 67.49% |
ITおよび関連サービス | 64.21% |
直訳したものを掲載していますので他のサイトと似たような名前になっています。
こうして見てみると、多くのサイトで50%以下を下回っているのはないですね。
ただ、全体的に平均で60%前後というのは目指すべき指標の1つといえます。
Google analyticsで直帰率を調べる
まずは「アナリティクス」で以下の手順で各ページの「直帰率」を調べます。
- 左の欄の「行動」を選択
- サイトコンテンツの「すべてのページ」を選択
- 出てきた「直帰率」をクリックして高い順に並び替える
これで自分のサイトの各記事の直帰率を調べることが出来ます。
画像は自分のサイトのですが、直帰率高いの多いですね。(100%とか辞めたらこのブログ・・・?)
直帰率の改善方法は?
ここでは、直帰率を少しでも改善できるような方法をいくつか紹介します。
しかしただ闇雲に行動するだけではいけません。
先ほど、自分の各記事の直帰率がどうなっているのかを知りました。
後は、直帰率が高い部分を治していきましょう。
- 直帰率の高い記事にリンクはついているか?
- 記事の終わりの後のデザインの変更
- 内部リンクのタイトルを興味の引くものにする
それぞれ見ていきましょう。
直帰率の高い記事にリンクはついているか?
まず簡単に行える改善方法の1つです。
どのブログでもそうなんですが、記事の最中に他のページへの誘導線が作られているかです。
もちろん関連性のある内部リンクを記事内に設置してユーザーにそっちも読んでもらうという方法です。
実際に改善したかどうかなんですが、こういった内部リンクを張り巡らせたところ80%近くだった直帰率が67%近くまで減少しています。
記事単位で見れば大きく改善されたといえるでしょう。
しかしその後いくつかの記事が大きく足を引っ張っているので直帰率は70%前後ですね。
記事の終わりの後のデザインの変更
初心者の方でも簡単に行える、「記事の最後のデザインの変更」です。
記事の終わった後にユーザーはページを離れていくことが多いです。
そうなったとき、記事の最後に何かしら他のページへの誘導を行う対策を行いましょう。
- 「関連記事」を付ける
- 「おすすめ記事」を最後に張り付ける
- 「今読まれている記事」など付ける
など正直デザイン変更はその人のセンスにゆだねられる部分もあります。
上の対策はブログ初心者の方でも行える対策です。
内部リンクのタイトルを興味の引くものにする
噓八百なタイトルはダメです。
健全なブログでは安易な性的表現を含むタイトルは、Googleさんに消される可能性が大なのでやめましょう。
エロで釣るということで直帰率の改善は可能ですが失うものも多いです。
では、タイトルで興味を引くというのであれば、
- 「おすすめ有名ブログを10個紹介」
- 「【永久保存版】月100万pv越えの有名ブログ10個をランキングで紹介!」
あなたはどちらの紹介記事が読みたいと思いますか?
管理人なら2番の方が読みたいと感じます・・・・。
と、ユーザーにとってはその記事のタイトルというのは「看板」です。
その「看板」が興味を引くものなら自然とそのページに流れていきます。
直帰率はSEOに影響があるのか?目安はあるのか?
そして、一番気になるであろうこればかりは、記載しているサイトによって諸説あるかもしれません。
ただ、自分のブログではこう書いておきます。
SEOに直帰率は直接的な関係性はない
実際に公式も
と明言しています。
というのも、「直帰率の平均」で述べた通り、
- サイトの種類や扱っている記事が持っている情報によって直帰率は関係なかい
- 「文章量が膨大でそのページだけでユーザーを満足させれる」ならば、それだけで直帰率は高くなる
もっと言えば、直帰率が低いから検索上位に入れるのであれば、全員直帰率を不正に下げてきます。
他にも、
- 滞在時間が長い
- 離脱率が低い
などなど、直帰率と関係性のあるデータもあるにはあります。
「アナリティクス」のデータは簡単とまでは言いません。
ただ、値の操作なら複数人で行えますし、そんな安直な方法をGoogleが許すはずありません。
直帰率がSEOにもたらす意味
ではそんなGoogleの検索結果に直接は利用されていない「直帰率」がSEOにどんな意味をもたらしているのか?
それは
- ユーザーにとって興味のあるコンテンツ作りが出来ているか?
- 内部リンク対策が行えているか?
この2つでしょう。
「直帰率」が低いというのは、
ということが分かります。
つまりユーザーに対する有益な情報を発信できていることにもなります。
そして内部対策が行えているからこそ「直帰率」は低いので、
ということも示してくれています。
理想とする直帰率とページ滞在時間
一番狙うべき目標としては
- 直帰率が低く
- ページ滞在時間が長い
であり,この場合は記事の質としては最高で,最早言うことはありません。
その次に狙うべき目標は
- 直帰率が高く
- ページ滞在時間が長い
で、この場合は「1ページで完結している」から直帰率が高いということです。
直帰率が高いというのはさほど問題ありません。
直帰率を下げたいのであれば、そのページから他のページへ飛ぶような導線(内部リンク)を作ることで改善することが可能です。
一番駄目なパターン
一番最悪なのは
- 直帰率が高く
- ページ滞在時間が短い
これは
- 「ユーザの欲しい情報」
- 「他のページへの導線(内部リンク)」
- 「記事の読みやすさ」
が全部不足しているので起きます。
この場合は記事の質はかなり低いと予想できますので、リライトしないといけません。
上の3つの要素を改善すればよくなると期待できます。
まとめ: 直帰率
直帰率に関する疑問点の答えは得れたでしょうか?
正直な話、SEO対策って完璧なものはなく、「直帰率」もあくまで「データ解析」の指標の1つであるということです。
そして、ブログを始めたばかりの人は記事数が少ないので直帰率は高くなるのも仕方ないことです。
記事数が多くなってきてからこの直帰率を元にブログの改善を行っていくのをお勧めします。
- 直帰率はWebサイトのユーザーの行動を示したもの
- 最初に訪れたページから直接サイトを離れた割合
- 直帰率100%はページに最初に訪れた人全員がサイトを離れている
- 直帰率は低い方がいい
- SEOに直接は関係がない(数値はいじることが出来るため)
- 値が低い場合ば内部リンクなどの施策が上手くいっている
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