今回お話しするのは
転売と転売ヤー
のお話です。
アホみたいに高い値段で売り捌く彼らを見ていきましょう。
そもそも転売とは?販売との違いは?
そもそも転売と販売の違いはなんなのか?
管理人は転売と販売のやっていること自体はそこまで大きく変わらないと思います。
販売
販売とは、商品を売る活動をいう。小売業に限らず、メーカーや卸売業でも販売を行っているし、店舗の有無も問わない。ただし、企業内での職種の区分では、営業と販売を区別し、店舗担当者や消費者を対象とした営業行為を行う人を販売とよんで
転売
[名](スル)買い取った物を、さらに他に売り渡すこと。またうり。「土地を転売して差額をもうける」
販売して売られた商品をまた別の人に売り捌くなどを転売といいます。
つまり
- 販売: 卸売業者→店舗→人A
- 転売: 卸売業者→店舗→人A→人B
と一度消費者の手に渡っています。
もちろんこんな簡単な図ではないですが、私としては
「一度消費者の手に渡ってそのまま誰かに売った」
行為を転売と呼んでいます。
売る行為は変わりませんが,その経路が違ったりしています。
[スポンサーリンク]転売の違法性ってあるのか?
転売に違法性はあるのか?という話なんですがこれは種類によって変わってきます。
ある時もあればない時もあるというのが本音です。
チケット類 (コンサートや乗車券等) |
正式名称 「特定興行入場券の不正転売禁止等による興行入場券の適正な流通に関する法律」 お金を払ってチケットを購入し,第三者に転売すると懲役1年以下か100万以下の罰金もしくはその両方。
ですが,どうやらこの法律は「元々のチケットの値段かそれ以下の値段」で取引する分には問題はないとのこと。いけない止むを得ない事情なら仕方ないと・・・。 |
酒類 | 酒類販売免許証が必要で破ると「1年以下または50万以下の罰金」だそうです。 |
などがあります。
よく見ると「チケット」や「お酒」以外の商品等はどうなっているのか特に記載されていませんね。
普通に考えたら「リサイクルショップ」などが「転売かな?」といった考えになるんですがこの辺りは基準があります。
リサイクルショップ等は合法的な転売?
消費者が一度使った商品などを買い取ってもう一度リサイクル品として販売する所をリサイクルショップといいますね。
これらは古物営業法という法律に基づいて古物商許可を持っているから合法です。
でもフリマやネットオークションをしている人はどうなるの?という話があると思います。
あれはちゃんとした基準があり,そこに引っ掛からなければ一応許されてはいます。(引っ掛かると逮捕される。)
まとめるとこうなります。
- 過去1ヶ月で200個以上か,ある時に100点以上を新規で出品した時
- 取引額が過去1ヶ月で100万超える時
- 過去1年間で取引額が1000万超える時
これらの条件を満たすと販売業者として認められ、許可証がない時は犯罪になります。
[スポンサーリンク]転売を生業にする転売ヤーとは何なのか?
ではここから本題に入ってきますがこういった転売で生活またはお金を稼いでいる人たちを「転売ヤー」といいます。
この人たちは
- グッズ: 500円 → 2500円
- ファイル: 600円 → 3000円
- 限定グッズ: 1500円 → 1万円
など信じられない値段で売り捌くことで利益を得ています。
中にはこういった行為で月数十万稼いだりする人もいるので後を絶たない状況です。
どうして転売ヤーが増えるのか?
正直な話簡単に利益を儲けれるからです。
こういったブログを書いても基本広告を張らないと利益は得れません。
しかもこの記事を書くのに約3時間以上かかっているのでその分の見返りは期待できません。
ですが転売というのはグッズを購入してその数倍の値段でオークションで売れば簡単に利益を得れます。
これを本業にしないでちょっとして小遣い稼ぎならば十分すぎるほど簡単な副業として魅力があるからです。
沼にハマったら最後、抜け出しにくくなりますがね・・・。
[スポンサーリンク]最近の事例: 2020年ローソン鬼滅の刃クリアファイル転売
最近の事例では2020年のローソンが鬼滅の刃というアニメとコラボしてクリアファイルなどの限定グッズを出しました。
お菓子が3個で1つ?で対象商品はお菓子なので大体1枚安くて300円ぐらいで購入できます。
そのクリアファイルがメルカリやヤフオクなどで高額で転売されたという事件です。
「買占め最悪」
といった声もありました。
オークションでは「柱集合バージョン」が5倍の値段の「1500円」で売られている事例もあり驚きました。
人気作品には必ず付きまとってきますね。
コミケのグッズ販売などは転売ヤーの巣窟
言い方が悪いですがまさにそうですからね。
Youtuberの人たちも言及していますが「深夜組」という人たちが深夜から並んで人気アニメや漫画の限定同人グッズを大量に購入してオークションサイトで転売する。
好きな同人作家のグッズなどはやはり数倍の値段で売られています。
また、企業も参加してからはこういった転売ヤーたちは必死になっています。
企業がコミケ限定のグッズなどを販売するので正に転売ヤーにとっては最上級のエサなんでしょう。
[スポンサーリンク]転売ヤーたちの主張は正しいのか?
そんな転売ヤーたちの主張は何なのか?
彼らはこう主張します。
「利益はたいして出ていない」
「地方の人たちは旅行費を考えたら安いぐらいだ」
「ほしい人なら必ず手に入る」
「メーカーや業者も絶対に売れるからうれしい」
「俺らはいいことをしている」
いくつかは当てはまるかもしれません。
確かにメーカーや業者は利益だけ見ればいいのかもしれません。
欲しい人ならどれだけ高い値段でも絶対に払う
北海道や沖縄の人がコミケまでの旅行費を考えたら安いのかもしれない
利益は出ていないのかもしれない
じゃあどうして定価の数倍の値段で売るんですか?
どうして200%や400%もの値段で売るんですか?
普通は手数料、配送料を込みで最大20%程度が限度でしょう。
この時点で彼らの主張するほぼ全ての根底にある「いいことをしている」というのは成立しません。
そうやって手に入らない人たちや絶対に欲しいという人たちの心理を悪用しているだけの詐欺師と何も変わりません。
もちろん管理人はすべての転売が悪とは言いませんが少なくともこういった主張をしながら転売をしている転売ヤーは悪と断言しています。
転売ヤーを許す=ルールを守ったものが損をする
そして転売ヤーを許す声も少なからずいます。
「別に転売ぐらいいいやん」
「手に入るからいいじゃん」
ですが普通に考えて転売ヤーのしていることってルール違反なものが多いんです。
法律違反もありますが基本
- 深夜組という前日から並んでグッズの買占め
- スタッフと結託してグッズを大量に仕入れる
2番目は普通に犯罪くさいですが1番目はルール違反で常識がない人間です。
コミケとかそうです。
「前日の夜からの列待機は禁止」としておきながら徹夜組(転売ヤー)は並ぶ。
それに対してどうしようもないから開催側も黙認。それどころか列整理する。
(列整理している人たちはボランティアと言っていますがどう見ても開催側の人間)
そしてグッズは買占めされてルールを守った人間は手に入らなくなる。
こんなことされれば
「ルールを守ったら損じゃん。俺も同じことしよ」
となるにきまってます。
それすら理解できないのに主催者側は厳しく取り締まることなくむしろ黙認側。
転売を許すというのはルールを守る人を損させ、ルールを守らない人を許すというのと何ら変わりません。
[スポンサーリンク]転売ヤーを消すことは絶対にできないのか?
言い方は不穏ですが,まず転売ヤーは消えないです。
それこそ法律で転売をすれば数百万の罰金とすれば減るかもしれませんがリサイクルショップなども転売の一種である以上難しいです。
しかも一定の条件を満たさないようにすれば合法なのでその点も厳しいです。
そして、転売というのは「需要(グッズが欲しい人)」があるからこそ成り立っていますのでこの需要がなくならない限りは消えません。
あくまでも転売を減らす方法は
- 企業が委託や商品を配送する
- オークションサイトで購入しない
などしかありません。
絶対に転売ヤーが消せない以上不本意ではありますが僕たち消費者側が行うしかありません。
[スポンサーリンク]まとめ
ショップの販売よりも転売ヤーが許されないのはやはり「ルールを守らない」部分が多いでしょう。
さらに言えばそれで「常識はずれな値段で転売して綺麗ごとを並べる詐欺師まがい」というのも転売ヤーが許されない原因の一つです。
というわけで今回のまとめ
- 転売と販売は行っていることは同じで経路が一つ増えるかどうかの違い
- リサイクルショップは正規の転売
- チケットは元値以上で転売すると違法
- 転売して利益を大量に得る人間を転売ヤーという
- 最もらしい綺麗ごとを言うのが転売ヤー
- 転売ヤーは需要がある限り絶対に消えない
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