【怖い絵3】紲星あかりと見る”ガニュメデスの誘拐”の解説

こんにちは。紲星あかりです。

今回紹介する意味が分かると怖い絵の名前は・・・

この絵は1531年にコレッジョが「油彩」で描いた作品です。

彼は「官能の画家」とも呼ばれていて艶めかしい表情を得意としていました。

特に「少年愛」というものに対して寛容的だったのでこの絵を見た人の中には実際に「少年愛」に目覚めた人もいるとか何とか・・・・。

この少年を攫っているのは諸説あるけどゼウス、もしくはその使い魔ともいわれているよ。

なぜか分かりますか？

実はゼウスは同性愛者ではないけど「少年愛」であったんですね。

だから美しい少年を見ると愛せずにはいられなかったんです。

誘拐されかけている少年の強い目線が分かりますか？

絵を見ている人に助けを求めているのかもしれません。

でも彼も鷲をしっかりと掴んでいるから逃げる気もないのかもしれないね・・・・。もしくは突然のことで動揺しているのかも…。

後ろにそびえている山は「イデ山」。

この山はゼウスが生まれた場所となっていてもしかしたらそこに連れていかれるのかな？

牧羊犬だけが少年が誘拐されていると吠えていますね。

この絵って物凄く美化されているけどこの犬のおかげで「誘拐」であるという事を改めて認識できるね。