こんにちは^^タクヤンです。
今回紹介するお話は
アラン・バンクス
というスタントマンのお話です。
アラン・バンクスとは?
こちら画質は悪いがアラン・バンクスさん。
アラン・バンクスという方はヨーロッパでかつて活躍していた有名なスタントマンの方です。
アラン・ドロン氏などの有名俳優のスタントを務めるなどヨーロッパ映画界では知る人ぞ知るスタントマンです。
[スポンサーリンク]
彼のスタントマンとしての業績は?
彼のスタントマンとしての業績はWebではあまり載っていないのでどのような映画に出演していたのかは不明です。
しかしながらスタントマンとしての実力はかなり高く、日本でも1985年の千葉県九十九里浜で行われたバス突破のスタントを成功させるなどの映像が残っています。
アランバンクスの最後のスタント
しかしそんな彼のスタントマンとして最後のスタントとなる事故が起きてしまいました。
それは1987年5月29日にオランダのサーキット・パーク・ザントフォルトで行われたカースタントショーでの出来事でした。
この時の彼のスタントは乗用車のカマロに乗って4台のバスを突っ込むというスタントを行うもので、当然過去に失敗したこともある彼ですが誰しも彼が失敗するなんて思いもよりませんでした。
そして彼の家族も見に来ており、さらに当時の日本の木曜日の7時半~9時のゴールデンタイムに生放送されていました。
そして放送時間残り30分を切った時に彼のスタントが始まりました。
そして観衆が見守る中、彼のスタントが始まりカマロはバスを見事に突っ切りました・・・・・・・
バスから出てきたのは屋根が消えたカマロとアラン・バンクスの遺体でした。
そうです、彼の首とカマロの屋根は2台めのバスの天井に接触し彼は即死したのです。
そして、その一部始終や遺体などが生放送で放送されるという放送事故でもありました。
彼の妻と息子は彼は生きていると信じていましたが、現実は非情で彼の死が伝えられた時、彼の息子は半狂乱になりながら母の胸の中で泣き叫んでいました。
こうして、アラン・バンクスという一流のスタントマンの人生は悲劇の事故で幕を閉じていったのです。
[スポンサーリンク]
終わりに
アラン・バンクスさんは掲示板でその名前を知り、調べてみましたが、スタントマンは命がけの仕事でもあります。
USJでの「ウォーター・ワールド」でも高さ10m以上ある所から水にダイブするのだって普通に考えたら命の危機に常にさらされています。
しかし彼らはそれでもエンターテイナーとして最高の感動と驚きを私達観客に見せてくれるのです。
そんな彼らを「危ないのは分かるやろwww」、「こんなんアホのすることwww」などと馬鹿にすることは絶対に許されません。
管理人にもスタントをする友人がいますが、彼らがスタントをすることで私たちに与えてくれるのは感動です。
嘲笑われることは何一つ行っていないのです。
今回のアラン・バンクス氏も全員に驚きと感動を与えるために危険なスタントに挑戦し、結果的には失敗してしまいました。
しかしそれ以上に彼が残したスタントマンとしての功績の方が大きいはずです。
そんな彼や危険な行為で不運にも命を落としていったスタントマン達も、私達は絶対に忘れてはいけません。
R.I.P アラン・バンクス
コメント