今回お話するのは
プライベート・ライアン
撮影裏話と気になる疑問点
です。
日本語とかで全て吹き替えしてくれたら嬉しかったんですが、吹き替えでもドイツ兵などはドイツ語を話していますからね・・・・。
プライベート・ライアンの疑問点
プライベート・ライアンは字幕版でも吹き替え版でも、ドイツ兵はドイツ語などで話しています。
つまり、彼らが映像の節々で話している言葉って分からないことが多いと思います。
そんな中で、気になる疑問を2つほど紹介したいと思います。
- 階段でアパムと対峙したドイツ兵は?
- メリッシュ殺害時ドイツ兵はなんて言っていたのか?
それぞれ紹介していきます。
疑問1: 階段でアパムと対峙したドイツ兵は?
最初の疑問点で、
「階段のドイツ兵とアパムは面識があるのか?」
といったお話があります。
確かに「アパムが逃がした捕虜」のことがあったので、見間違うことがあるとおもいます。
この点に関して、階段のドイツ兵と元捕虜のドイツ兵は別人です。
- 階段のドイツ兵: 親衛隊
- 元捕虜のドイツ兵: 国防軍
など、着ている服装などに違いが出ているそうです。
ちなみに、全くの別人ということは
ので、アパム見逃す必要も義理もないです。
これに関しては複数の考察があり,
- 戦意のないアパムを脅威とは思わず見逃した
- 殺す必要もないと思われた
- メリッシュを殺害した時みたいにまた嫌な思いをしてまで殺す必要はないと感じた
などなど考えられます。
とはいえあのシーンだけではどういった風にも捉えられるので、少し何とも言えません。
疑問2: メリッシュ殺害時ドイツ兵はなんて言っていたのか?
メリッシュを殺害したドイツ親衛隊の方はドイツ語でなんて言っていたのか?
以下の文面を彼は話していたといいます。
暴れるんじゃない、俺達二人のうち、どちらかが死ななけりゃならないんだ。
俺の方が強いんだ。
暴れなきゃ、ずっと楽に死ねるんだ、ずっと楽に…
と言っているそうです。
通じるわけでもないのに何とも言えない言葉ですね。
プライベートライアンの撮影裏話
ここから、映画プライベートライアンの撮影や映画の裏話と言われている話をしていきます。
大きく全部で4つほどあります。
- 最初に殺された捕虜2名は
- 撮影は物語の順番で
- 演者は全員軍事訓練を受けた
- 本物の兵器・兵士を動員
この順番でそれぞれ紹介していきます。
裏話1: 最初の殺された捕虜2名は…
オマハビーチの最後にアメリカ兵がふざけ半分で殺害した敵兵士は、「ドイツ軍」ではなく「チェコ軍」だそうです。
オマハビーチで戦っていた兵士たちは全員ドイツ軍だと思っていたんですが、違っていたみたいですね。
ミラー大尉の部隊が戦っていた海岸では、ドイツ軍以外にも
- チェコ
- アルメニア
- ウズベキスタン
などの国の兵士も一部参加していたそうです。
言葉が通じないというのも、この映画では色々と考えさせられることがあります。
裏話2: 物語通りに撮影された
これも調べてびっくり。
普通はロケ地やキャストの様々な兼ね合いで、シーンごとにバラバラに撮影して編集してつなげるのが一般的な撮影です。
ですが映画のスピルバーグ監督は、
このような考えがあったため、わざと物語の順番に撮影しました。
これは苦労や労力などはすさまじいですが、リアルさが増すということです。
裏話3: 演者は全員海軍ブートキャンプに参加
そしてこれは有名な話ですが、出演者たちは全員リアルな演技のため「元海兵隊大尉」の協力で10日間のブートキャンプ同等の訓練を受けてます。
- 教官が演者に向けて空砲を撃ったり
- 当時の装備を背負って延々と行軍
と軍隊と変わらない訓練を受けさせられ,訓練終了後も休む間もなくあの上陸作戦などの激しい戦闘シーンの撮影を14日間行ってます。
こうなるとどうなるか?
撮影時の和やかな雰囲気は全て消え,さらにこのブートキャンプから意図的に外され、事情を知らなかったライアン二等兵役のマット・デイモンさんがにこやかに撮影現場に訪れたので物凄く険悪な雰囲気になったそうです。
ちなみにこれも狙い通りで,ライアン二等兵への怒りを自然な雰囲気で出すために行ったそうです。
リアルな映画を作るためにここまでするのは凄いというかなんというか・・・・。
裏話4: 本物の兵士・兵器が出演
あの序盤の20分近くの上陸作戦は、戦争映画としてはかなり高い映像でありグロテスクでリアルな戦場を可能な限り再現したものです。
色々な動画やゲームのステージで再現されていたりしていますね。
それだけ影響力はすさまじかったというもの。
それもそのはずです。
最初のオマハ・ビーチ上陸作戦で使われていた撮影場所は
当時歴史資料として保存されていた、本物のオマハ・ビーチ・・・・
に非常に似たアイルランドのビーチで撮影された
さらにその際、アイルランド陸軍から250名の現役の兵士をエキストラとして借りたりもしていた。
その他歴史再現家の協力もあり
- 機関銃の銃声は本物を録音して使用
- 米・独の装備はレプリカないし本物
- 兵器・車両は可能な限り本物
といったいどれだけの予算と苦労がかかっているのか想像に難くない。
とはいえこれだけの苦労があったからこそ、あの「プライベート・ライアン」という大作ができたのも事実です。
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